肝臓 33. 肝細胞索と類洞(原図)
これは肝細胞索と類洞の微細構造を電子顕微鏡の所見に基づいて
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図示した模式図である。2個の肝細胞が向かい合う面の中央部が
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くぼんで胆毛細管となり、これが肝細胞索の中軸部を通って、
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肝小葉の辺縁部でヘリング管に連なり、更に小葉間胆管に移行する。
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類洞に向かう肝細胞の表面には多数の微絨毛が見られる。類洞の
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内皮細胞の胞体には多数の小孔があいている。類洞に中には活発な
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食作用を営むクッパーの星細胞が認められ、内皮細胞と肝細胞の
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間の狭い空間(ディッセ腔)の中には食作用を示さず、ヴィタミンA
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を貯蔵する伊東の細胞が存在する。ディッセ腔の中には内皮細胞を
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裏打ちする形で少量の細網繊維が見られる。
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Liver 33. Scheme of hepatic cell cords and sinusoids(Original).
This scheme shows the ultrastructure of hepatic cell cords and sinusoids,
based on the electron microscopic findings. Relationship among hepatic
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cell cords, bile canaliculi and sinusoids is shown.
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